縁を感じて、やる。
引っ越しの時に本棚を整理していて、奥にしまってあったのを見つけて引っ張り出した、司馬遼太郎『街道をゆく36 本所深川散歩 神田界隈』を再読了。
神田界隈ってことは、いま働いている近所のことが書かれている。神田須田町に千葉道場ってあったのか!?知らなかった−。ほっほー、と思うこと多数。税務署のある一ツ橋のあたりや神保町などもたくさん登場します。あのあたりから、本当に日本の教育はスタートしたのだね。数多くの学校や私塾が立ち上がってきた場所。そのすぐそばで仕事をしているのも、何かの縁か。
岩波書店の開店の辞として、岩波茂雄が記した言葉が書かれていました。いい言葉だよ。
「桃李云はざるも下自ら蹊をなす。低く暮し高く想ふ」(p.315)
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1995/08
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
『街道をゆく』のシリーズは、こうして知っているところを読むのが圧倒的におもしろい。奈良、三浦半島、神戸、横浜など、おもしろかったなぁ。