日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

これからのキャリア教育

会社の新年会。
派遣切りの問題について、いろいろディスカッション。そのなかで出てきた議論として、「これまでのキャリア教育とこれからのあるべきキャリア教育」の話。これまでのキャリア教育って、こんな仕事もある、あんな仕事もある、と提示して「さあ、選びなさい。あなたは何にでもなれるの。がんばりなさい」というものだった気がする。もちろん、これはひとつの豊かさの形だとは思うけれど、今みたいに未来が必ず今よりもいいと確信できない時代では、状況は変わりつつあるのかな、と思っている。もともと仕事を選べなかった戦後あたりから、自己実現を是としてきたキャリア教育へとつながっていると思うんだけど、今はもう違うんじゃないかな。
むしろ、大事なのって、どんな状況、どんな仕事でも、そこに意味とか価値とか楽しみとか、そういうのを見つけられる、ポジティブな姿勢をとれるというスキルなのではないかな。
そう考えると、学校をはじめとする教育機関でできることって何だろうか。「先に楽しみが待っているから、今は(我慢して)がんばれ」ということではなく、考えた方のスタンスを提示するためにはどうすればいいだろうか。考えちゃいます。