かっこいい日本人 白洲次郎
北康利『白洲次郎 占領を背負った男』を読了。すみません、白洲正子の旦那様くらいにしか考えてなかったですけど、この人どえらくかっこいいです。1976年の以下の談話…
今の政治家は交通巡査だ。目の前に来た車をさばいているだけだ。それだけで警視総監にはなりたがる。政治家も財界のお偉方も志がない。立場で手に入れただけの権力を自分の能力だと勘違いしている奴が多い
この時点から30年。日本はまだこのまんまな感じです。この本で描かれている、白洲次郎も、吉田茂も、官僚の人たちだって、ものすごい思いして、この国を作ってきたんだって感じ*1。もちろん、今だって官僚の人たちはそういうふうに誇りを持って働いている人もたくさんいるだろうと思う。それを束ねる、リーダーがほしいよね。今の首相をリーダーだとは、思えないよなぁ。
メモしたいところも、とても書ききれないので、ぜひ読むべし。少年時代の金持ちっぷりは、ちょっとどうかと思うけど(笑)ああいうところからしか、エリートは出ないのかね、とも思った*2。[→メモ:白洲次郎 占領を背負った男]
- 作者: 北康利
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/22
- メディア: 単行本
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