教育格差の真実
AM5:00起床。ふだん通りの時間に起きる方が楽なもんで。すっかりおじいちゃんです。
尾木直樹/森永卓郎『教育格差の真実 どこへ行くニッポン社会』を読了。非常におもしろかったです。おいおい、本当ですか?と一次情報に当たりたい部分もたくさんありますが。貧困関係で言うならば、
- 年収200万円代が1023万人に達した
- 20代の非正社員率が50%近い
こんな状態で、派遣切りやらいろいろやったら、社会は当然不安定になる。派遣切りについては、そういう仕組みなんだから…と多少さめた感じで見ているのですが、それでも、それを選んでしまっている人が多いのは、リスクを考えることを教えてこなかった教育にも問題があるだろう、と思う。「働く」ってことは何なのか、政府とか社会って何なのか、もっと教えるべきなんじゃないかな。自分だけ良ければ…というミクロなところばっかりがんばり過ぎちゃったかな、と。
これで社会が不安定になれば、当然その不利益は社会の構成員全員が被るわけで。社会は公共財ですからね。となれば、どっかで何とかしなきゃいかんよな。癪だけどちゃんとサポートする制度を作るとかさ。
教育系では、愛知県の東海高校の話が出ていて、「学校文化」について話されています。これまた非常に興味あり。前職では愛知の隣県、岐阜で中学受験をする子たちを指導していたことがあるので、東海中学・高校は目指すべき学校として認識してましたが、こんな学校なんだね。おもしろいな。詳しく、いろいろ調べたいと思った。[→メモ:教育格差の真実]
教育格差の真実?どこへ行くニッポン社会? (小学館101新書)
- 作者: 尾木直樹,森永卓郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 新書
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