日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

国際化は欧米化じゃない、という哲学者

そして金曜日夜、中島義道『たまたま地上にぼくは生まれた』を読了。「闘う哲学者」という感じがする、中島義道先生。「国際化は欧米化ってことじゃない。そういう意味で捉えなおすと、欧米がいちばん国際化していない」というテーマは興味深いです。欧米化=国際化という流れに日本は乗っかっちゃってますけどね。教育現場でも、やはりこの方向性が強い気もします。
例えば、海外研修とか企画して、「国際感覚を養いましょう」と募集をしても、研修先が欧米なのとアジアなのでは、募集結果が全然違います。「外国人講師と話そう!」という募集文句で想像するのは、だいたい欧米人でしょう?アジア系の先生が出てきたりすると「?」と思うでしょう。これはもう、刷り込みですよねー…。そうじゃいけないと思うし、欧米化ではない国際化ができる教育カリキュラムをもっともっと増やしたいですね。[→メモ:たまたま地上にぼくは生まれた]

たまたま地上にぼくは生まれた

たまたま地上にぼくは生まれた