日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

ならずもの国家アメリカ

クライド・プレストウィッツ『ならずもの国家アメリカ』を読了。BGMはRage Against The Machine「The Battle Of Los Angeles」で。

バトル・オブ・ロサンゼルス

バトル・オブ・ロサンゼルス


アメリカって国は…。好きな国だけど、嫌いな国。嫌いって言っていたって、どっぷりアメリカナイズされてるじゃん、って感じではあるんだけど。
ヨーロッパの人も、アジアの人も、冷静にアメリカのことは見ているよね。中で紹介されている、フーゴ・パエメン元駐米EU大使の評価はまさに、その通り!という感じ:

国内には抑制と均衡のための素晴らしい制度があるのに、外交政策となると、あなた方は全く予測がつかなくなる。アメリカの振り子は一方に揺れたかと思うと、すぐさま反対に大きく揺れ動き、我々はそれに振り回されて、発言の機会すらなく、まして影響力を働かせるどころではない。アメリカの意図はたいていの場合、間違っていないにもかかわらず、その行動は無知とイデオロギーと特別な利害に影響されることが多く、我々他国の人間に重大な被害をもたらすことがある。これは実に憂慮すべきことだ(p.20-21)

日本との戦後の関係だって、同じような気がするよね…。ま、それでも日本はずっとついてきたわけですけど。[→blog@Yui ならずもの国家 アメリカ]

ならずもの国家アメリカ

ならずもの国家アメリカ