「察しの悪い親になりましょう」
三森ゆりか『論理的に考える力を引き出す』を読了。日常の中での親子のやりとりで、子どもの言語能力を拡げていきましょう、という本。なかでもおもしろかったのは、「察しの悪い親になりましょう」「物分りの悪い先生になりましょう」ということが書かれている。これ、「お母さん、牛乳!」とか言われても、察してあげて牛乳を取ってきてあげない、ってことね。これ、教室で子どもたちを教えているとすごくよくわかる。質問があるときにも、手を挙げて「先生、これ!」としか言わない。「先生、ここ?」とかね。完全な形で文章を作らないんです。途中まででいいっぱなし。あとは察して。みたいな。「ここがどうしたの?」「これがどうしたの?」と問いかけ、「それだけじゃわからない」と言い続けて、子どもとやりとりをする、というのはよくあること。
論理的に考える力を引き出す―親子でできるコミュニケーション・スキルのトレーニング
- 作者: 三森ゆりか
- 出版社/メーカー: 一声社
- 発売日: 2002/01
- メディア: 単行本
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