学研マンガになってなくてもすごい人はたくさんいる
井沢元彦『逆説の日本史(7) 中世王権編―太平記と南北朝の謎』を読了。非常におもしろかったです。後醍醐天皇のだめっぷりとか、足利尊氏のだめっぷりとかが(笑)僕は小学校の図書館でさんざん学研日本の偉人シリーズのマンガを読みまくって歴史が好きになったタイプの小学生なので、どうも足利尊氏みたいにちゃんとシリーズに登場した人はすごい良いイメージがあるのです。後醍醐天皇も良く描かれていたのですよ。そのイメージがすり込まれている。
逆に、シリーズに取り上げられていなかった人物についてやはり理解が薄かったりもします。足利義教がけっこう大きく取り上げられているのですが、思わず「なんで?」とか思ってしまう、という。これは弊害だなぁ。もうね、足利義教なんて魔王だよ。信長よかすげぇよ、と井沢さん談。ドラマ化してほしいわ。そして、足利兄弟と南北朝のドタバタぶりよ(笑)
足利尊氏&直義兄弟は、大河ドラマ「太平記」*1のイメージがまだ残っていて、真田広之&高島政伸なイメージです。こうして見ると、高嶋政伸って、「太平記」では足利直義、「秀吉」で羽柴秀長と、優秀な弟イメージまっしぐらだなぁ。今の「天地人」では兼続の父ちゃんですが。
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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*1:1991年だってよ。えーと、16歳?高校の頃だったのか、あれ。