わななくような怒りがない→疑似体験させる教育手法
授業の企画のために読書。仕事の進め方、情報の接し方、テーマの選び方…といろいろなモデル=型を提示してくれています。アルファブロガーやハック本の作者の方までを含めての幅広い紹介。おもしろかった。
寺島実郎さんが語っている、「なぜ、こんなに言葉が軽くなったか」という問題設定に対して加藤周一さんが語った、「それはね、わななくような怒りがないからです」という答えが、そうだなぁ、と思った。不満に思わないってことは理想=ゴールを持ってないってこと。ゴールがなければ、現状とのギャップもないので、それを埋める努力もない。ゴールとのギャップを感じて、そのために何ができるかを必死で考えることが、「学び」のひとつの推進力だと思うので、擬似的にわななくような怒りを感じさせたり、「なんでだ〜!?」と悩んじゃうような状態に陥らせたり、というような手法を使ったカリキュラムを書きたいなぁ、と思ったり。[→→メモ:知の現場]
- 作者: 知的生産の技術研究会,久恒啓一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 45回
- この商品を含むブログ (23件) を見る