山形にはオーケストラがある
飯森範親『「マエストロ、それは、ムリですよ…」 -飯森範親と山形交響楽団の挑戦-』を読了。山形交響楽団に新風を吹き込んだ、指揮者の飯森さんの話。地方で交響楽団を持っていて、さまざまなコンサートを開いて、音楽で人々の暮らしを豊かにしようと思っていて…と、地方の1つの可能性が見えていいと思う。それになにより、こうして好きなことを一生懸命やっている人たちの努力が報われる、ということが好き過ぎるのです。
この中で、音楽が教育にどう効果があるのか、という部分に触れているところがある。
一方、南米ベネズエラでは、文化大臣が主導したオーケストラ教育によって、子どもたちの貧困と犯罪からの脱却がかなり進んでいるという。
クラシックに限らず、音楽は人に生きる力を与えてくれるものだ。
子どもたちに、音楽を愛することで犯罪や薬物と縁のない人生を歩んでほしい。
そんな活動に、新しいコラボレーションを通じて関われないかと飯森は模索している。(p.144)
で、調べてみた。身近な一歩が社会を変える♪「ベネズエラの音楽教育「エル・システマ」」ほっほー。興味ある。ちょっと見てみよう。音楽でも、ダンスでも、スポーツでも、勉強でも、ボランティアでも、何でもいい、平和につながるアクティビティになるものなら、何でも取り入れてやっちゃえばいい、と思っている今日この頃。音楽も力を持ってるもんな。
「マエストロ、それはムリですよ・・・」 ~飯森範親と山形交響楽団の挑戦~
- 作者: 松井信幸,飯森範親
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2009/06/23
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
- 作者: 山田真一
- 出版社/メーカー: 教育評論社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
山形、いいなぁ。小さな自治体だけど、オーケストラを持っている。Jリーグチームも持っている。地域で大切に育てていくのだろうなぁ。モンテディオ山形は、僕の地元湘南ベルマーレ*1が1年でJ2に戻っていきそうな最近、どうやらほぼ安全なのでは?と思える順位。去年の理事の「ざまーみやがれ!」は痛快だったが、強くなったなぁ。