日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

世界を変えた“ちょっとした発想”

マルコム・グラッドウェル『マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想”』を読了。おもしろかった。さまざまな「ちょっとした発想」のエピソード集なのだけど、ぜんぜん違うところで、おっ!と思ったのは、魔の2歳児についての記述。

ママやパパが必ずしも同じクラッカーを好きなわけではない、と理解できるようになる飛躍は、人間の成長における認識上の画期的な出来事だ。
よちよち歩きの子どもは、周囲の人間には「自分とは違う心」があると知り、その発見に夢中になる(なぜ“魔の二歳児”などという呼び方があるのか?それは、自分に喜びを与えてくれるものが必ずしも親を喜ばせるとは限らないという、魅力的で二歳児にとってまったく新しい考えを体系的に試しているからだ)。(p.2)