日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

ホモ・ルーデンス=遊ぶ人

ホイジンガホモ・ルーデンスを読了。ボードゲームで「考える力」を教える、ということを考えていったら、「遊び」って何かなあ、とふと思い、まあ古典中の古典だが、ホイジンガを読んでみた。遊びは文化よりも古い。「ホモ・ファーベル」(作る人)よりも「ホモ・ルーデンス」(遊ぶ人)が先にある、という話ですわな。

遊びとは、あるはっきり定められた時間、空間の範囲内で行われる自発的な行為もしくは活動である。それは自発的に受け入れた規則に従っている。その規則はいったん受け入れられた以上は絶対的拘束力をもっている。遊びの目的は行為そのもののなかにある。それは緊張と喜びの感情を伴い、またこれは「日常生活」とは、「別のもの」という意識に裏づけられている。
こう定義してみると、この概念は、われわれが動物や子供や大人の遊びと読んでいるすべてのもの、技芸や力業の遊び、知恵比べ、賭け事、さまざまの演技表現、見せ物などを総括するのに適しているようにみえる。まえに述べたように、この遊びという範疇は生の最も基本的要素の一つと見なすことができる。(p.73)

なかなか強敵だった(笑)こっち側に行きたいわけじゃないんだな、僕は。遊びと学びの接点、的なところが知りたいなあ。

ホモ・ルーデンス (中公文庫)

ホモ・ルーデンス (中公文庫)