日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

「知っている」と「考える」は違う

ちきりん『自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術』を読了。いつも頭に刺激をくれる、Chikirinの日記。「知っている」と「考える」は違うよ、とか。いろんなヒントがありました。たしかに、こういうことって誰も教えてくれない。学校ではとうてい習わない。仕事で、素敵なメンターに出会えると教わったりもしますが、それすらない人も多いなあ、と。

まずは考え、あとから「知識として、他の人や専門家が考えたことを調べる」という方法の方が、考えるための訓練としては適しています。自分で考えたあとでそれらを読めば、「誰かが考えたこと」と「自分の思考」が意識的に対比できるからです。
また、専門家の分析と自分の考えたことが異なっていても「自分の考えは間違っていた。考えるのは無駄だった」などと思う必要はありません。ひとつの事実から複数の人が複数のことを考えることこそ、重要なのです。誰が考えても同じ考えしか出てこないなら、もっとも優秀な人が1人だけ考えればいいということになってしまいます。
そうではなく、各自がそれぞれに考え、出てきた自分の考えをみんなで共有し、「なぜ自分は(そして他の人は)そう考えたのか?」という思考の結果と、それに至る思考の道筋を共有することに意義があるのです。(p.192-193)

学校向けのカリキュラムにも使えそうだな、ということがたくさんありました。こういうことこそ、学校で教えたいもの!と。【→メモ:自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう