ワセジョじゃないけど、ワセジョっぽい女友達が多いな
文化系トークラジオLifeで、津田大介さんが「ワセジョ好き」としてよく紹介されていて、「ワセジョ」ってそんなに有名な概念なのか!?(笑)と思っていたのですが、そのものズバリな本が出てたので、読みました。柚木麻子『早稲女、男、女』。とても、おもしろかった。こんなに大学ごとにカラーが違うもの?と笑いながら読んだ。早稲女の早乙女香夏子を軸に、彼女を取り巻く立教大学、日本女子大学、学習院大学、慶應大学、青山学院大学といった都内著名私立大学在学の女性たちの生態と悩み、葛藤を描いたオムニバスです。僕は、藤沢の片田舎でずーっと大学生活を送っていたので、他の学校の子たちがどんなふうかなんて認識しなかったなあ。ここで描かれている女子たちの描写が「あるある!」なのかどうかはわからないけれども、楽しかったな。
思ったことは2つです。ワセジョ好きだなあ、がひとつ。もうひとつは、僕が出た大学はここに描かれている慶應女子ではさっぱりなく、むしろ限りなくワセジョに近いんじゃなかろうか、というのがもうひとつ。
- 作者: 柚木麻子
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 単行本
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ワセジョ大好きな津田大介さんによる帯が愛に溢れています。
真面目で、一本気で、不器用な女子たちは、
早稲田大学という特殊な環境で
社会の不条理と向きあい、その魂は高潔になっていく。
――人はワセジョに生まれるのではない、ワセジョになるのだ。
津田大介(ジャーナリスト)