2025年の働き方、2050年の世界
仕事で、2冊の本を相次いで読了。1冊目は、リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる 働き方の未来図<2025>』。
10年後にはどんな働き方をすることになるのか、を語る本。どんどん変わっていく世界だからこそ、固定観念を問い直さなければならない、というもの。
3つのシフトを!ということで挙げられているのは、
- ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
- 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
- 大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
ということですね。まあでも、僕は働き始めて10年ちょっとだけど、その間でも働き方はまったく変わっているわけで、どんどん会社の枠を超えて、ソーシャルを使って新しい人とつながって、働いて、持っている知恵を与え合って…というのができるようになっていて、楽しいよなあ。
教育業界にいるということは、10年後や20年後に社会に出て夢を叶えたり家庭をもったりする子どもたちを相手にした仕事なわけで、2025年にはどんな社会になっているかを考えて、そこで役立つものを提供したいと思うよね。これは、SFCに入学してすぐに、「君たちは未来からの留学生なのだから、未来がどんな世界になっているかをきちんと理解し、そこで必要なことを学んで卒業しろ!」と言われたのと同じ。今でも仕事の中ではときどき引用する言葉です。
ものすごく「おお!」と思うことはないけれども、いろいろと考えるきっかけが多く、刺激的な本です。【→メモ:ワーク・シフト】
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: 単行本
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2冊目は『2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する』。こちらは『ワーク・シフト』のそのまた向こう側、2050年です。こちらはよりマクロな方向でしたね
- 作者: 英『エコノミスト』編集部,船橋洋一,東江一紀,峯村利哉
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本
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