政治家って、本当はどんな感じなの?
鈴木宗男『政治の修羅場』を読了。おもしろかった。ムネオハウスで悪名を聴くことの方が多かった鈴木宗男さんだけど、片側から評価を聞くだけじゃやっぱりフェアじゃないよなー、と佐藤優さんの本を読むとすごくそう思います。
この本で取り上げられている政治家さんは、田中角栄、中川一郎(中川昭一)、金丸信、小泉純一郎・田中眞紀子などなど。もともとは中川一郎さんの秘書だったのか。そういう来歴をまったく知らなかったので、新鮮だった。
やっぱり、親分肌の政治家って、いると思うなあ。官僚の背中を押して、「責任はとってやる。だからやれ!」って言える親分。田中角栄や金丸信は、そういう政治家として書かれているね。実弾配りまくりの様子も含めて(笑)一方で、小泉さんの評価は低い。
いかに永田町と国民、その間にいるメディアでイメージが独り歩きしたり作られたりとかしているのか…とか考えると、人柄がわからない以上無理よね…と思っちゃう。そういうのも含めて、TwitterとかUSTとか、生の声をもっといつでも、好きな形で好きな時に聞けるようになる、ネットを使った政治活動がもっともっと広がってほしい、と思うのです。
実際、政治家に会ったことなんてほとんどないものなあ。最近、知り合った何人かの議員さん(国会議員ではないけれど)は、本当に魅力的だし優秀。ああいう人たちのボスが国会議員なのだとすれば、もっと国政はマシにならなきゃ嘘だろ!?と思うのだけどねえ…。
- 作者: 鈴木宗男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/06/20
- メディア: 新書
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