柳森神社に行ってみた
早朝、加門七海『江戸・TOKYO陰陽百景』を読了。せっかく東京に勤めているけど、ちっとも周囲の神社とかお寺とかに行けないなぁ、と思い、擬似的に訪ねた気持ちになろうか、と借りてきた本。そうしたら、オフィスのすぐそばにある柳森神社がピックアップされていました。で、外出のついでに行ってみた。
柳森神社は、なんだか地面よりも低いところにある神社なのです。でも、江戸時代の頃にはあの高さが地面だったってことだよね。造成してだんだん地面が高くなってきた、ということなのだそうな。入ってみると意外とサラリーマンがいる。僕もちょっとだけどお賽銭をあげてきました。祀られているのは狸。狸は「たぬき」→「他抜き」であり、成功のシンボルなのだそうな。しかも、お腹が大きい狸がいるんですよ。3代将軍家光の側室が、元は八百屋の娘で、その人が狸を祀ったのだそうな。はー、いろいろとあるものですな、謂われが。非常におもしろかった。他を抜けるように、がんばろうと思いました。
写真はお賽銭箱の向こう側でのんびりと寝ていた猫。うーん、かわいい。
- 作者: 加門七海
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
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