「歴史は通史で学ぶもの」
井沢元彦『井沢式「日本史入門」講座〈2〉万世一系/日本建国の秘密の巻』を読了。位置づけ的には『逆説の日本史』の補足的な感じ。天皇の諡号からいろいろ考えると、天智天皇というのは悪い名前をおくられている、というふうに推測しているあたり、非常におもしろかった。殷の最後の王が身につけていたのが天智玉というのだそうな。こうした本歌取り的な知識があってこそ、歴史はおもしろいよな。井沢さんが言っている、「歴史は通史で学ぶもの」というのは非常に正しいと思う。何か、通史を学ぶのに興味を持つようなコンテンツもできないか、と考える。
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る