『論理的に解く力をつけよう』で紹介されている問題解決の12原則を、いつか子育てに使いたい
徳田雄洋『論理的に解く力をつけよう』を読了。とってもおもしろかった。ハノイの塔の問題など、さまざまな論理パズルや問題などを、「どう解けばいいのか」を考えさせてくれる本でした。どういうふうに考えればいいのか、ということを考える、メタ認知本って、意外と少ないと思っていて、「問題に出会ったら、こういうふうに取り組んでみたら?」という12原則が紹介されていて、これが本当にすばらしいなあ。
- 作者: 徳田雄洋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/08/22
- メディア: 新書
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会社の事業計画を立てるときとか、実現可能性を考えるときとか、この12の原則のいくつかを組み合わせてやっているような気がします。息子がいつか「こんなのもうわかんね!」って言ったときには、「じゃあ、こうやって試してみたら?」と提案したいなあ、と思った本。
図書館で借りたんだけど、手元に置いておきたいな。岩波ジュニア新書…。いい仕事しているなあ。
論理的考え方にもとづく問題解決の12原則
原則1
理想の解が存在するものとして、その解を観察します。原則2
自力で、ひじょうに小さいサイズの問題を解く方法を考えます。原則3
目の前の問題より小さいサイズの問題は誰かに頼めば解いてもらえるものとして、自力で目の前の問題を解く方法を考えます。原則4
対象物を最後の1つとそれ以外に分け、最後の1つはどうなるか考えます。原則5
対象物を同じサイズの2グループに分割して、全体問題が解けるか考えます。原則6
対象物をまず1個と残りに分割して、全体との関係を考えながら、1個、2個、3個、…と性質を満たすものを増やしていきます。原則7
解いてもらった小さいサイズの問題の結果を、すべて表に記録して、自力で目の前の問題を解く方法を考えます。原則8
全体問題の可能な解すべてを、重複や見落しのないように部分問題の解を使って分類します。原則9
重複や見落しを防ぐために基準となる目印をつくって分類します。原則10
場合を分けて、それぞれどのような状況になるか考えます。原則11
1つの場合について考えて、出てきた結論が目の前の状況とちがうならば、その場合はありえないと判断します。原則12
同じ条件が成り立つかぎり、一定の操作をくりかえし、それ以上できなくなったら終了します。