日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

おもちゃ業界をリサーチ!

朝から国立国家図書館へ。玩具業界の業界誌「トイジャーナル」を求めて。いやー、業界誌って本当にマニアックな記事が多くて本当におもしろいです。おもちゃを「買う側」視点でなくて、完全に「売る側」「買わせる側」視点からで書いているのがおもしろいです。例えば、新しく発売された、レゴ初の女児玩具「レゴフレンズ」とかも、大きく特集されていて、売場作りコンテストとかがある(笑)いかに展開するか、売るか、なのね。
仮面ライダーの玩具シリーズについても書かれていますよ。「仮面ライダーW」から9月スタートに変わったのだけど、それによって1月のボーイズトイの売上は、それ以前の約5倍になりました、と。すげー!やっぱり、そんなに違うのか!?担当者さんの話では、

  • 新キャラクタの立ち上げ時期を、ライダー1月下旬、戦隊シリーズが2月上旬と重なっていたので、バンダイにとって1月商戦が空白期間だった
  • ライダー+戦隊を足すと、過去最高は03年(アバレンジャーと555)で、次は02年(ハリケンジャー龍騎)だった

ほほー。そうなのかー、と。感心。楽しいなあ、業界動向をこうしてちょっとかじるのって。(仕事でがっちりここに取り組むのはしんどそうだけど)

レゴ フレンズ ラブリーハウス 3315

レゴ フレンズ ラブリーハウス 3315

カリキュラム案に役立ちそうな本がたくさんある

業界誌のチェックのついでに、新しいカリキュラム案に役立ちそうな図書も借り出して、ざっとチェック。
岩谷誠治『国語 算数 理科 しごと ―子どもと話そう「働くことの意味と価値」』を読了。ずっと前から読みたかったのだよね〜。「しごと」っていうか、お店をやることをわかりやすく勉強していく、っていう感じかな。こういう手法をもうちょっと教科書とかに使ってほしいわ。

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」

国語 算数 理科 しごと―子どもと話そう「働くことの意味と価値」


オードリー・オスラー+ヒュー・スターキー『シティズンシップと教育 ― 変容する世界と市民性』を読了。シティズンシップ教育についてじっくり勉強しようと思っているのです。イギリスでやっているシティズンシップ教育の失敗点とかね。日本で「シティズンシップ」というのはピンと来ないけど、「公共性の視点をもって、政治のことを考える能力を持ってもらう」というような観点でカリキュラム化できないだろうか、と思っているのです。
クリック報告書から出ている、シティズンシップの限定された定義を参考に:

  • 社会的あるいは道義的責任:教室の内外において、または目上の者やお互いに対して自信を持ち、社会的そして道徳的責任のある行動をまさに最初から学んでいる子どもたち。
  • コミュニテイとの関わり:隣人やコミュニティでの生活や関心にどのようにして助け合いつつ関わっていけるようになるかを学習する子どもたち。
  • 政治リテラシー:民主主義の制度、課題、問題、そして意識について、そして市民が地元にて、地域にて、そして全国的に集団生活を効果的なるものにするにはどうすればよいかを知識だけでなくスキルや価値を通じ学習する子どもたち。これは単に政治的知識を網羅するだけではない。 

特に3つめの「政治リテラシー」については、深めて考えていくぞ、と。

シティズンシップと教育―変容する世界と市民性

シティズンシップと教育―変容する世界と市民性