やさしさって何?
栗原彬『やさしさの存在証明 若者と制度のインターフェイス』を読了。やさしさってなあに?って感じのことを考える本(なんて乱暴なまとめ方…)。この本の中でね、いくつかの小説から「やさしさ」について考察がされてます。庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』、三田誠広『僕って何?』、村上龍『限りなく透明に近いブルー』(このタイトル、僕の中のベストです。内容は好きじゃないが)、田中康夫『何となくクリスタル』(長野県知事就任おめでとう!)、吉本ばなな『キッチン』などから。まあ、いろいろな類型化があるのだろうけど、僕は『キッチン』でのみかげちゃんのやさしさが一番好きだな<この程度の感想しかないのか、為田(笑)。
- 作者: 栗原彬
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 1996/10
- メディア: 単行本
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