日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

やさしさって何?

栗原彬『やさしさの存在証明 若者と制度のインターフェイス』を読了。やさしさってなあに?って感じのことを考える本(なんて乱暴なまとめ方…)。この本の中でね、いくつかの小説から「やさしさ」について考察がされてます。庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』三田誠広『僕って何?』村上龍『限りなく透明に近いブルー』(このタイトル、僕の中のベストです。内容は好きじゃないが)、田中康夫『何となくクリスタル』(長野県知事就任おめでとう!)、吉本ばなな『キッチン』などから。まあ、いろいろな類型化があるのだろうけど、僕は『キッチン』でのみかげちゃんのやさしさが一番好きだな<この程度の感想しかないのか、為田(笑)。

やさしさの存在証明―若者と制度のインターフェイス

やさしさの存在証明―若者と制度のインターフェイス