電脳遊戯の少年少女たち
インストールの途中で西村清和『電脳遊戯の少年少女たち』を読了。あまりおもしろくなかった(笑)。というか、この本を借りたときにはけっこう興味があったテーマだったんだけど、今となっては…てやつですね。よくあることです。
そのなかで、ちょっと面白いなと思ったのは、ドラクエの視点についての記述。ドラクエって、戦闘画面でキャラクタの視点になっていて、目の前にスライムとかが並ぶじゃない?だから、自分の姿形、顔ももちろん、自分の技は見えないし、自分の武器も見えない(視界に入ってこない)。で、移動のときも2頭身のかわいいのが動くだけじゃない。だから、自分を当てはめてプレイがしやすいか?=主観入り込みの手法として使えるか?というような問題提起がされていたんだよね。で、気づいてなかったけど、そういえばそうだなあと思ったわけ。
例えば、テレビとか映画で同じ手法されたらかなり気持ち悪いよね〜。昔、鏡のない世界だったら自分をどうやって捉えるのだろう、って考えたことあったっけなあ。そもそも、鏡に映っている自分だって右左逆に移ってるんだから、本当の自分って見ることはできないんだよね。とか、考えつつ朝を迎える。
- 作者: 西村清和
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 新書
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