日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『13歳のハローワーク』

寒かったねー。一瞬、雪が降りましたぜ。
K川さんに借りていた村上龍『13歳のハローワーク』を読了。ちょっと電車の中で読むのは恥ずかしかった(笑)。この本、昨年末に出て今でも本屋に行くと平積みです。目覚ましテレビで村上龍が「こんな本が自分が子どもの頃にあったらよかったですか?」とか聞かれたときに、「あの頃にはこんな本は必要なかったです。終身雇用があったから」とスパッと答えていたのが印象的でした。会社を選び取る「就社」ではなく、職業を選び取る「就職」へのコンセプトの転換をしっかり見ている感じがします。[→blog@Yui 13歳のハローワーク]

13歳のハローワーク

13歳のハローワーク


村上龍は、経済やサッカーやキューバなど、小説以外にも幅広くいろいろやっている人ですが、本当に何かを伝えるために仕事をしている感じがするのが好きです。伝えたいことはすべて作品や行動に表しているし、それが自分のできることだ、ということを意識しているところがすごい好き。