図書館革命にてシリーズ終了
有川浩『図書館革命』を読了。シリーズ4作目、で最終巻。このシリーズ、好きだったなー。設定はものすごく荒唐無稽で、メディア良化法なるものが制定されていて、図書は検閲されている社会。図書館は武装した図書隊を持ち、本を守っている、というストーリィ。「出版段階ではOKだけど流通段階で検閲を行って本を狩る、だから表現の自由は侵していない」みたいなビミョーな落とし所は、日本の政治に本当にありそうじゃないですか(笑)
でも、こういうストーリィ云々というところよりも、登場人物たちのキャラが好きなのと言葉のやりとりが好きなのです。終わってほしくない、と思ったシリーズだもん。もっとずっとこのキャラ達のやりとりを聞いていたい、見ていたい。何年後かまで見ていたい、と思ったし。最後はきっちりハッピーエンドでよかった。
来年、アニメ化が決定したらしいです。楽しみ。本当に楽しみ。ずっと図書館で借りていたのだけど、最終巻は図書館で長い間待つことが我慢できないと思って、買ってしまった…。1冊買うと、シリーズ全部ほしくなるんだよなー。ちゃちゃっと文庫になってくれればいいのになー(笑)ハードカバーは場所をとる…。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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