ハートマネーも含めるなら、そんなに貧乏じゃない
永田雅乙『リアルマネーとハートマネー お金より大切なもの』を読了。仕事がらみで読んだ本。14歳から飲食業界に入り、16歳で最初のお店プロデュース…。すごい経歴だ。ほとんど年は変わらないのですが。
おもしろいのは、このリアルマネーとハートマネーという考え方。リアルマネーは実物の通貨。年収はいくら?貯金はいくら?と明確に出せる、目に見えるものですね。でもそれ以外にも、人間は財産をどんどん蓄えていける、という話。例えば、幸せな家族との思い出とか、高校時代の楽しかった思い出とか、プロジェクトを苦しかったけどやりきった達成感とか充実感とか、海外一人旅の経験とか、そこで出会った人々との交流とか、そういうもの全部は値段がつくものでもないし、主観的な価値観によるものだし、時価総額みたいに出せるものじゃないけど、でもこうした全部をお金と考えて、ハートマネーという、っていう本ですね。
リアルマネーばかり追っかけていても、ハートマネーが貧しかったり、逆もまたあったりじゃないの!?という問いかけでした。ちょっと、自分がお金持ちな気分がした(笑)
- 作者: 永田雅乙
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2006/10/26
- メディア: 単行本
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