子どもだってわかるんだ
森博嗣『探偵伯爵と僕』を読了。最後の2ページにやられてしまいました。うおっとぉ、という感じ。こういう裏切られ方は好き。伯爵との掛け合いもおもしろいし、「大人は子どもにはわからないだろうと勝手に考えて、いろいろなことを教えてくれないけど、ごまかさずに教えてくれればいいのに。わかるんだから」という子どもの僕の語りが、そうだなあ、と思ったり。
変に子どもを子ども扱いしないで、対等な存在として話しかけて、話を聞いてもらって、話をしていきたいと思ってます。もちろん、難しい語彙とかを子どもが持っているわけではないから、言葉は言い換えながら話さなければいけないけど、変にいろいろなことを端折る必要はないと思っています。これも、今の仕事をしながらもつようになった考えだなあ。自分の子どもに対しても、仕事で接する子どもに対しても、そうありたいと思います。
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: 新書
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (34件) を見る