日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

経済学をベースにカリキュラムを書きたいと思っている

ここ最近は、経済学をベースにカリキュラムを書きたいと思っている。というわけで、釣浩康『やさしい理数系思考で読みとくお金と経済の本』を読了。表計算スキルと思考法を結びつけるようなカリキュラムを書きたいな、と思って、それに近い本を情報ソースにインプットしているのですが、うーん、ちょっとこれはハズレ。


東京大学赤門Economist『東大生が書いたやさしい経済の教科書』を読了。こちらも動機は上の本を読んだのと同じ*1。タイトル通り、東大生が書いたものなのですが、内容としてはまずまず、というところ。書いているメンバーたちは楽しかっただろうな、と思った。経済学のグループワークをやってて、プレゼン内容とかを必死で考えていた深夜の教室風景がフラッシュバックしたよ。内容は本当に基礎の基礎です。経済成長の3つの要因(労働・資本・技術革新)のこととか、「労働も資本も限りあるもの。したがって、労働と資本の投入のみでの経済成長には限界がある。」とか、うん、懐かしい。
東大生が書いたやさしい経済の教科書

東大生が書いたやさしい経済の教科書


経済学は、実は大学2年生の頃に一生懸命勉強していました。僕は、1年生の頃は政治学が好きで、政治は経済に引っ張られていることも多いのではないかと思って2年次には経済学をまとめて履修して、でも結局経済学は「利益を最大化することを目標にする人間を前提にしている」というところに納得がいかず、意思決定とかゲーム理論とかコミュニケーションの方に流れていき、最終的には意味づけ論を一生懸命学んで卒業、という。学際的学部にありがちな、つまみ食い学問ですが、それでももう少し、いろいろなことに経済的だったり論理的だったりする視点を持てるような思考を、分かりやすく学べればよかったな、と思っているわけです。で、カリキュラムの中に、ちょっぴりそんなエッセンスを入れたいな、と思って。

*1:同じタイミングで図書館で借りてきた。経済学の棚から4〜5冊まとめ借り。何だか、経済学系の方に行きたいと思ったタイミングだったのです。