日々、想う。んで、記す。

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プロ野球選手もJリーグ選手も4月〜6月生まれが多い、を経済学で見る

大竹文雄 編『こんなに使える経済学 肥満から出世まで』を読了。経済学は別に金儲けのための学問ではなく、「人々を豊かにするような世の中の仕組みを考える学問だ」という編者が、いろいろなテーマを経済学的に考える本。つまみ食い的に読んだ。目次的に見ると、以下の通り。

第1章:肥満や中毒といった「健康」についての議論
第2章:早生まれと学力、出世と学歴といった「教育」についての議論
第3章:セット販売、いじわるといった「日常生活」についてのテーマ
第4章:銀行行動や株価といった伝統的な経済学でイメージされる「お金」に関するテーマ
第5章:談合問題、周波数割り当て、公共事業といった「政府」に関するテーマ
第6章:騒音おばさん、耐震偽装といった「法律」に関するテーマ

おもしろいのは第2章。早生まれと学力ってあるよね…。小さい頃は、4月生まれと3月生まれが同じ学年にいるのって本当にフェアじゃないことあるもん。で、統計的にもおもしろいのは、プロ野球選手もJリーグ選手も、4月〜6月生まれが多いのだそうな。やっぱり小さい頃に体格が良くてスポーツとかで自信をつけて、そのままがんばれた、っていうのがあるようです。こうして統計で実際に検証してみるっていうの意外と見たことがなくてよかった。[→メモ:こんなに使える経済学]

こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)

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