日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

こんな学校あるのね!?

木更津出張。ある実験的な取り組みをされている学校を訪問。いろいろな話を伺う。授業という枠組みを取り払い、い年齢で学んでいる学校。こうした進め方をするには、「“教えない”という教育実践をする先生方の覚悟も必要ですよね?」と言うと「まさにそうなんです」というお返事でした。で、教えないでどうしているかというと、自学自習。学びたいものを自ら見つけ、それを学んでいく、と。自習室には共有の本棚と自分の本棚が並んでいて、自分の机に持って行って勉強ができるようになっている。机は異学年の生徒同士で島になっているので、隣の席にいる先輩に質問したり、教えあったり、ということができるようになっている。興味ある本ならどんどん読むし、勉強も進めていく。ノートを開いている子もいれば、PCを開いている子もいる。机の上にある本は、大学生がレポートを書くのに使うような本だったり。うーん、いい空間だ。
こうした自学自習の文化は、最初に作るのが大変だよ…。たしか開校してもうすぐ10年というところだったはずなので、初年度の生徒さんと先生方は苦労をしただろうな、と思います。でも、こうした教育がきちんと機能している事例を見せられると、希望があるよ。何だか、がんばろうという気持ちになりました、ほんと。何か一緒にできることがないか、提案をしていこうと思います。