日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

これからの「正義」の話をしよう

長い長いトランジットの間に、マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』を読了。買ってから2ヶ月くらい積ん読だったのだけど、この長い長いフライト時間で読んじゃおう!と狙って持ってきていたのでした。
読み終わっての感想としては…「すごいなぁ、こんなに難しい本が30万部も売れるのだもんなぁ。」ってことかな。NHKの「ハーバード白熱教室」効果か。たしかにあの講義はすごいおもしろかった。あのやりとりもよかったし。次々と畳み込まれる質問も知的好奇心を刺激する。でも、この本はそれとは同じじゃないし。どちらかというとオーソドックスな感じかなぁ、と。
実際、ハーバードでのマイケル・サンデル教授の授業は、たっくさんのTAがいて、たっくさんのリーディングアサインメント(課題図書)が出て、そのうえで成り立っているものなはずだから、そういうのの上にあるのはやっぱりおもろいよな、という感じ。
読んでて、いくつか「このネタは思考実験としておもしろそうかも」というのがあったので、そこだけメモ。

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学