日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

『喜嶋先生の静かな世界』

森博嗣『喜嶋先生の静かな世界』を読了。「学問の深遠さ、研究の純粋さ、大学の意義を語る自伝的小説」と銘打たれている。喜嶋先生との関係がとってもいいなあ、と思う。やりとりされる言葉も、犀川先生と西之園萌絵のやりとりともまたちょっと違う。

この小説を読むと
●考えてもわからなかったことが突然わかるようになります。
●探してもみつからなかったものがみつかるかもしれません。
●他人と考えが違うことや他人の目が気にならなくなります。
●自分のペースや自分の時間を大切にできるようになります。
●落ち着いた静かな気持ちで毎日を送れるようになります。
●なにか夢中になれるものをみつけたくなります。
●スポーツが得意になるかもしれません。
●学生の方は進路が変わってしまう可能性があります。
●年齢性別関係なくとにかく今すぐなにか学びたくなります。

こうして新しい世界を見せてくれる先生と出会えたら幸せだな。すごい盛り上がる小説、というものではないのだけど、でもじんわりとくる。

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)