日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

国語を学ぶ教材研究

『言語力をみがく 国語パズル道場入門』を読了。というか、せっせとやって最後までできた!漢字・言葉・文法の三位一体式パズルが楽しめる。国語のカリキュラム作るのに参考になるかな、と思って読んだのだけど、実におもしろかった。よく考えられているなあ。
この本の中では、国語のセンスを次のように考えている:

読解系…深く読み取れる能力(行間を読み取れる能力)
知識系…調べる能力(読解系のセンスの基盤ともなる)

これ、わかりやすくていい分類だなあ、と思った。こうやってパズルっぽく楽しくやらせる、ってのは大事。宮本式算数とか、こういうノウハウがしっかり確立されていくのは、すごいなあ。良いものにはしっかりファンがついて、広がっていくのは良いことです。あ、公文式だって自分の息子(だっけ?)のために始めたものだものね。

国語パズル道場 入門編

国語パズル道場 入門編


福嶋隆史『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集 小学生版』もやってみました。本当におもしろかった。「国語力=論理的思考力」であり、だからこそ「国語問題集=論理的思考力を高める問題集」である、というのが最初に書かれている。で、論理的思考力は、「読解力、作文力、対話力」を根本で支える。
そして論理的思考力は、次の3つの力で構成されている:

「言いかえる力」…抽象・具体の関係を整理する力
「くらべる力」…対比関係を整理する力
「たどる力」…因果関係を整理する力

うーん、素晴らしいな。で、この3つの力を順に身につけていくようにできている。「国語力」を明確に定義してあって、それをトレーニングしていく問題も整備されていて、「小学生版」と銘打たれているけど、小論文対策とかにも十分使えそう。

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕