日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

インストラクター冥利につきる!

ボードゲームを使って学ぶカリキュラム、幼稚園クラスでプレイしたゲームは「Tic Tac Toe」。ルールは○×ゲームですが、立方体にさまざまなデザインがされていて、楽しく学べます。縦横斜めなどの概念を学ぶと共に、「じっくり考える」「何かする前に、立ち止まって周りを見て考える」という姿勢を身につけていく、というもの。幼稚園児たちは、ゲームをやるとまずコマを動かし始める(時にはルールも聞かずに・笑)。「とりあえず動く」はそれも大事なスキルではあるのですけど、その前にちょっと立ち止まって考える、というのを入れるだけで、全然違ってきますよ、というのを説明する。これができないと、ボードゲームを楽しんでプレイすることはできても、そのうえに学びを乗せていくことができないから。
続いて小学生クラス。プレイしたのは「チャイニーズ・チェッカー」。いかに連続ジャンプができる状況を作り、少ない手数ですべてのコマを移動させるか、というのがポイントです。ゴール(すべてのコマの移動完了)とサブゴール(連続ジャンプの実現)を考えることが大事です。
ゲーム後のディスカッションで、小2の女の子が「まとまって動かないとあんまり良くない、というのは遠足のときのクラス行動と一緒だね」「あたしが学級委員だからいちばん前を歩くんだけど、だんだん列が長くなっちゃって、そうするといろんなことが一緒にできなくなっちゃうんだよ」と言ってました。こうした日常生活への転移が、レッスンの最後のディスカッションのところで行われるのが、僕らが広めているこのカリキュラムのレッスンスタイルの大きな特徴。彼女のコメントをベースにいろいろなことが話し合えました。この日常生活への転移のためのディスカッションこそがおもしろいし大事です。この小2の女の子の言葉は、インストラクターとして本当に聞けて嬉しい言葉でした。
「それ、いいね!そのとおりだね!」と教室で伝え、そのあと、お迎えにいらしていたお父様にも、「とても良い気づきがありましたよ!」とお知らせしました。
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