函館に行ってきました
仕事で函館へ。函館は、本当にきれいな街です。坂があって、港があって。
- 作者: NHK「ブラタモリ」制作班
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: 単行本
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沼津、日帰り旅行!
車で沼津まで、美味しい魚を食べに日帰り旅行。ドライブ、いいねー。行きは空いています(帰りの渋滞は覚悟のうえ)。途中SAで休憩。富士山、きれいです。
それからダイオウグソクムシ。うおお、なんていうか、すげえ…。
写真は撮っていないけど、メンダコもとてもかわいい。深海魚、飼育がやはり難しいとのこと。こうして専門の水族館として立ち上げ、運営しているのはすごいなあ。
www.numazu-deepsea.com
お昼ごはんは、鯵。これも美味しかった。地元の人が選ぶお店、ずうを、りえすけが探し、きっちり並んで食べました。
沼津港、外へ歩いていくと、でっかい水門があります。大型展望水門「びゅうお」。すごい大きい。でかい建造物、大好き。
上にあがってみると、景色がとてもいいのでした。整備されている港。
『足利兄弟』を読んだ
岡田秀文『足利兄弟』を読了。足利尊氏と足利直義と高師直と。読んだ感想としては、足利尊氏…悪い…。鎌倉幕府滅亡から室町幕府ができるあたりの時代といえば、大河ドラマ「太平記」。尊氏が真田広之で、忠義が高嶋政伸で、師直が柄本明だったよなあ。ちなみに婆沙羅大名、佐々木道誉が陣内孝則。そんなキャストに脳内変換しながら読みました。「太平記」、おもしろかったような記憶があるのだよなあ。また見たいなあ。
- 作者: 岡田秀文
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/11/16
- メディア: 単行本
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ものすごく天真爛漫な性格の足利尊氏は、「ああ、たしかに成功者にはこういう人いそう…」と思う感じだったなあ。周りはとっても振り回される。けど憎めない。
『BLUE GIANT』が好きだ(10巻はつらかったけど)
Kindleでずっと読んでいるジャズ漫画、『BLUE GIANT』ですが、こないだ10巻が発売に。Amazonのレビューで、なんとなく方向性はわかっていたので、心の準備をして読みましたが、ううう、こう来たか…。これから、というところまで来ていた手応えと、それがするりとなくなってしまう感じと、それでも前に向かっていく向上心というかなんというか。執念というほどドロドロもしていなくて、でも次へ、次へ、と行くのです。
- 作者: 石塚真一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: Kindle版
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BLUE GIANT SUPREME(1) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 石塚真一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/03/24
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「音の出ない音楽漫画」としては、ハロルド作石『BECK』が大好きで、全巻紙のコミックで持っていますが、ロックは自分で聴いてきたし、なんというか風貌から現存のバンドを少し想起させられたりもしたので、なんとなくいけたのですが、『BLUE GIANT』はジャズをほとんど聴かないのに、どうしてこんなに好きなのだろうなあ。むしろ逆に、BLUE GIANTをきかっけにして、ジャズをAmazon MusicとかApple Musicで聴き始めていますからね。
bluegiant.jp
むかしむかし、最初の就職の時に、そのときに会社に誘ってくれた方(入社後は上司になりました)が、プレゼントとして「Waltz for Debby」をくださったのを思い出します。
- アーティスト: Bill Evans Trio
- 出版社/メーカー: Conco
- 発売日: 2010/11/05
- メディア: CD
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尊敬する先輩の結婚式
東京の空にいちばん近いチャペルで結婚式
大学時代にお世話になり、とても尊敬していて、本当に本当に憧れた先輩の結婚式。東京でいちばん空に近い、虎ノ門ヒルズの上のチャペルで行われました。結婚式~披露宴~パーティーと、大学時代の同級生、先輩、後輩との大同窓会的な感じでした。
虎ノ門ヒルズからはこんな景色なのですね。東京タワーからお台場まで、意外と近い。
いやー、結婚式は何ていうか、初心に帰れていいですね。幸せそうでよかった。奥様もとてもいい感じの方でした。スピーチしている姿を見て、いま自分がやりたいと思っているプレゼンテーションの形に似ていて本当にびっくりした。知らないうちに目指していたのよね、きっと。
愛宕神社へ行って…
披露宴の後、パーティーまで1時間ほど時間があったので、クロークに荷物を預けたまま、近くを散歩。虎ノ門のあたりって、文部科学省にしか行かないですが…、フラフラ歩くと愛宕神社がすぐそばだったので、行ってみた。
もう桜も咲いていました。いい日に結婚式だったな、と。
矢印に従っていったら、出世の階段を上がらずについてしまったので、帰りも出世の階段を降りずに戻りました(だってなんか、縁起悪いでしょう?笑)。
フラフラしていて見つけた、「さくら」というお店の前にも桜の木が。
夜はまたパーティー
夕方からまたパーティー。楽しかった!夜景も見ることができたし、いろんな話ができて本当にいいパーティーでした。東京タワーが青いのは、今日が世界自閉症啓発デーだったから、らしい。
やー、いい一日だった。またがんばっていこう。
佐伯啓思『自由と民主主義をもうやめる』を読了
大学時代に同級生の影響で本当によく読んだ佐伯啓思先生の『自由と民主主義をもうやめる』を読了。2008年に発行されているのでだいぶいまと状況が違うものもあるかな…と思いつつ。タイトルが刺激的だったので、手に取りました。実際は、「自由と民主主義を(絶対にそのままただしいものだと考えるのを)もうやめる』ということですね。
- 作者: 佐伯啓思
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/11
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そもそも、右翼と左翼とは…というところから話が始まります。
「左翼」は、人間の理性の万能を信じている。人間の理性能力によって、この社会を合理的に、人々が自由になるように作り直してゆくことができる、しかも、歴史はその方向に進歩している、と考える。
一方、「保守」とは、人間の理性能力には限界があると考える。人間は過度に合理的であろうとすると、むしろ予期できない誤りを犯すものである。したがって、過去の経験や非合理的なものの中にある知恵を大切にし、急激な社会変化を避けよう、と考える。
これが、本来的な意味での「左翼・進歩主義」と「保守主義」の対立です。社会主義か資本主義か、あるいは、親米か反米か、といったことは関係がありません。(p.22-23)
こういうふうにきちんと整理すると、この後の文章で書かれているのですが、アメリカがそもそもとても「左翼・進歩主義」の国だよなあ、と感じます。アメリカは、合理的主義精神によって、社会をコントロールできると考えている。人間の無限の自由に大きな価値をおく。また、徹底した技術主義の国。アメリカ文明は進歩主義。アメリカほど「歴史の進歩」を信じている国はほかにはない。たしかになあ、と。
ソ連=社会主義があったからこその分類なのだなあ、と。まあ、分類することでわかりやすくはなるけど、本質的なところを考え続けるという行動に繋がりにくくなりますね。
結局、第二次世界大戦をどう処理したか、というところにまで、日本で「自由」と「民主主義」をどう見るかということは遡るのですね。こうした言説は、とても興味があります。
ここまでの話をまとめると、「戦後」に対しては、二つの見方があるということです。
一つは丸山さんのような、公式的な戦後民主主義、平和主義の立場からの見方。あの間違った戦争を食い止めることができなかったという「悔恨の共同体」が、戦後の共通了解であるという考え方です。左翼的な考え方と言っていい。
もう一つは、吉田満に示されるように、あの戦争がよかったのか悪かったのかはともかくとして、そこで死んでいった若者たちに、われわれは非常に多くの何かを追っている、という「負い目の共同体」という考え方です。
(略)
私自身は明らかに後者のほうに立ちたい。丸山さん的な「悔恨の共同体」は、あまり意味のあるものだとは思えません。(p.188-189)
こういうところまでさかのぼって考えてみたい。もう起こってしまったことは変わらないけれど、そうした背景があるからこう考えてしまうのだ、というふうに認知しておくことは大切だと思います。
だからこそ、あとがきにある言葉に繋がるかな、と。
一国のはぐくんできた価値を大事にしようという立場を「保守の精神」と言っておきましょう。すると、「自由」や「民主主義」といえども、「保守の精神」が根底になければロクなものにならないということがわかります。(p.226)
政治には期待しているところもあるし、まったく期待していないところもあるのですが、無関心にはならないように、「どうしてこう考えちゃうんだろう」というところを考え続けていきたい。
tamekko.hatenablog.jp
ひさしぶりに佐伯啓思先生の本を読み、楽しかったので、ちょっと近著を読んでみようと思います。