素敵な文章を書く旅人に出会えた
中村安希『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日』を読了。何だか表紙の写真に惹かれてしまって、借りてきた本。けっこう紀行物を読みあさっていた頃があったのだけど、それ以後に出てきた書き手さんかな。僕より若い。でも、世界をほぼ一周してきて、感じていることとかが何だか自分に近い感じで文章にするな、と。
例えば、いわゆる途上国に行って感じることとか。誰にも施せるわけじゃないし、個人で何かやった所で何か変えられるのか?とか考えちゃってグルグルしちゃうことがあったけど、言葉にしたらこんな感じなのかも、と思った文章が↓
私は自分の人生を、楽しく生きる権利がある。ある程度快適な生活と、食べたい食事ややりたいことを、私自身の基準の中で可能な範囲で追求しながら、好転していく未来の姿を想像する権利がある。悲観的に落ち込むことほど、無意味なものはこの世にない。そして、あの男性やコックだって、同じように楽しむべきだ。もちろん、彼らが回転寿司やプレゼントを追う必要はない。けれど彼らの基準の中で、彼らにとって大切なものを彼らなりの方法で、プライドを持って追求し、獲得し、夢を持って生きる権利が彼らにだって等しくある。楽しく生きるということを、絶対に、誰一人として、妥協してはいけない(p.223)
旅の最後の方、アフリカでアメリカとの生活の違いを振り返るところとかも↓
その通りだよ。先進国の生活は本当に大変なものだった。アメリカでは息をするだけで、どんどんお金が目減りした。食費や家賃や税金を僕はたくさん払ったし、働かなければ明日にでも、家も食事も失って路頭に迷うことになる。とてもシビアな責任社会だ。先進国は個人の社会だ。アフリカのような『みんなの家、みんなのお金、みんなのご飯』はなかったからね(p.234)
素敵な文章を書く人に出会えたな、と思います。続けて読んでいきたい人です。
- 作者: 中村安希
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/11/13
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
チフミで学ぶ
昨日の自由が丘でのレッスンと、今日の南柏でのレッスンで使ったボードゲームは「チフミ」。じゃんけんのルールですが、コマ同士で助け合うことができるのが特長。どのコマとどのコマを組み合わせて動かさなきゃいけないのか。そういうのを考えながらやらないとダメなのです。
教えている小学校1年生の女の子が、「これを動かすと、これが取られちゃうでしょ…でも、これを動かさないと…うーん、なーやーむー!」と唸ってました。いい!こういう悩みは、選択肢を考えられている、ということだものね。
上級ルールとしては、石とハサミと葉っぱでグー・チョキ・パーになっているのだけど、それだけじゃなくて、プラスして「井戸」があります。井戸は、落とせるから石とハサミに勝ち、葉っぱに隠されちゃうから葉っぱに負けます。この井戸をどう使うかも、大事なのですよ。
スターアライアンスを集めているのです
サントリーのBOSS ゼロの頂点という缶コーヒーのノベルティ戦略で、スターアライアンスのかわいい飛行機がついているので、せっせと集める。池袋のチームの皆さんも巻き込んで手伝ってもらいつつ。全部で18種類。どんどん集まってきてますよー。限定で集まりにくいか?と思っていたスターアライアンス機もばっちり入手。
ルフトハンザやタイ航空など、乗ったことのある航空機を重点的に先に集めてます。ユナイテッドもよく乗っているのでほしいのだけど、コンチネンタルと合併しているので、機体のデザインがずいぶん違うのだなあ。何だかちょっと寂しい。
Facebookで「集めてます!」と書いたら、「うちの会社の周りではすでに姿を消しました」とか「大人買いしました」とか、「ANAが希少種です」とか、いろいろと情報が集まってきて楽しかった。ぜひ、コンプまでがんばります。