七夕の本当の意味
高田崇史『QED 竹取伝説』を読了。平安時代の怨霊、鬼の話もこのシリーズでは3回目?さすがにだんだんわかってきたぞ。今回のテーマは七夕。日本の伝統行事の裏側に、さまざまな騙られた歴史があることが浮かび上がっていくのに興奮を感じます。
タタラ場がたくさん出てきます。これを読んでから「もののけ姫」とか観るとまた違うかも。
主人公の一人が作品中で言いますが、「どうして今までしらなかったんだろう」ということの何と多いことか。どこまでが本当かはもちろんわからないけれど、日本語ってすごい言語だなあ、と思います。例えば、七夕の「笹」は「砂砂」。「砂」は「砂鉄」のこと。砂鉄が取れた場所は…砂鉄を使って作業をしてた人は…と話が展開していく。こんなふうに字を読み換えていくのって、表意文字ならでは。英語ではできないんじゃないか…。日本語ってすげー。うちらの祖先*1ってすげー。ああ、ばかっぽい感想…(笑)
- 作者: 高田崇史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/01/09
- メディア: 新書
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