ボードゲームを使って教えるということ
レッスンでプレイした、「ソックスモンスター」。たくさんある靴下を、まったく同じ物を5足集めるという簡単なルールですが、どう情報を処理するかということを話しあったり、仲間分けをするアクティビティを行いました。情報処理の基礎の基礎を、ゲームをしながら身につけていきます。
幼稚園児相手に完敗しました…。敵わないなあ。でも彼は、どうやって見つけているか、という方法は言語化できないのです。人の認知っておもしろい、と思いますね。小学生くらいになると、どう見れば速く見つけられるか、っていうのも言語化できるんですけどね。この変わっていくフェイズがおもしろい。
いやー、けっこうまじめにやったのに勝てないんですよ…。写真のペアは、自信満々でとったのですが、実は違うんですよね…。確認作業をするときに気づくのです。むー。
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小学生クラスはドミノ。ドミノは倒すだけでなく、遊ぶものです。どれを出すかを決めるときに、大きな数字から先に出すこと、次の自分の番のことを考えて出すものを選ぶことを説明しました。また、ドミノの数字の組み合わせは、それぞれ1種類しかないのだから、伏せられているドミノが0枚ならば、自分の手持ちと合わせて、相手が何をもっているかは「考えればわかる」ということも説明しました。
「ああ!」っていうその驚きが、考えるきっかけになればいいな、と思います。
ボードゲームを教具として使って教えていて、いちばんおもしろいのは、みんなが「ああ!」って気づく瞬間です。そこに、「そう!だって、これこれこういうわけでしょう?」と説明を加えていきます。ときには、「なんで?どうして?」と答えを言ってもらうように促しもします。
週に1回だけしか会わないクラスでも、十分におもしろい。いつも学校生活を共にしている学校の先生が教えたら、どんなにおもしろく、学びのきっかけが多いだろう、といつも思ってます。
もちろん先生方も教材研究大変ですけど…(笑)、でも、一緒にチャレンジしてくださる先生方、学校様がいることは幸せなことですね。