日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

共感覚者を思い出した

天祢涼『キョウカンカク』を読了。なるほど、だから「キョウカンカク」なのかー、と最後に思ったりして。しかし、探偵役が共感覚者という設定で、殺意の色が見えたりするんですけど、それでストーリーが進んでいくので、「そりゃさすがに禁じ手じゃね?」と思ったりする。そして、作品中でも主人公が「そんなんでいいのか?」と言うのがおもしろい。でもまあ、共感覚者だからこその設定もできるし、おもしろいな。
ちなみに、友人に一人、教え子に一人、共感覚者がいます。どちらもとてもユニークというかオリジナルな感性を持っているので、僕にとっての共感覚者っていうのはその2人のイメージだなあ。音を見ると色が見える、と言っていた友人は、ステキな音楽を作る人でしたよ。そんなことを思い出しながら読みました。

キョウカンカク (講談社ノベルス)

キョウカンカク (講談社ノベルス)