日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

私が先生になったとき

小林信次・水内喜久雄[編]『子どもといっしょに読みたい詩 100』を読了。こちらも、何かカリキュラム内で使えないかな…と思って読んだもの。最初に紹介されていた詩が良かった。作者不明の、「私が先生になったとき」という詩。「先生」を「親」と読み替えてもいいような気がするでしょう?

私が先生になったとき (作者 不明)


私が先生になったとき
自分が真理から目をそむけて
子どもたちに本当のことが語れるか


私が先生になったとき
自分が未来から目をそむけて
子どもたちに明日のことを語れるか


私が先生になったとき
自分が理想をもたないで
子どもたちに胸をはれと言えるか


私が先生になったとき
自分がスクラムの外にいて
子どもたちに仲よくしろと言えるか


私が先生になったとき
一人手を汚さずに自分の腕を組んで
子どもたちにがんばれと言えるか


私が先生になったとき
自分の戦いから目をそむけて
子どもたちに勇気を出せと言えるか

子どもといっしょに読みたい詩100

子どもといっしょに読みたい詩100