昔の日本人。
梅原猛『飛鳥とは何か』を読了。『隠された十字架』を読んだときも思ったけど、日本の古来の文化は本当に豊か。そして、仏教っていうのが葬式仏教でなく、神々や政治や権力やそういったものと深々と関わっていた事実。聖徳太子という人物を語り継いできた歴史がフィクションであること、歴史さえも権力の道具となっていること。おもしろいテーマが目白押しだ。飛鳥は父方の祖父母の家のすぐ近く。また行ってみたいな。石舞台古墳とか、懐かしい。
法隆寺が聖徳太子鎮魂の寺だって、知ってる?ここのページの7章に詳しい。興味のある方はどうぞ。しかし、こういうのを読むと少しうすら寒くなる…。人間ってのは奥が深い。
- 作者: 梅原猛
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1986/06/20
- メディア: 文庫
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