なんで勉強しなきゃいけないの？

レッスンの合間に、まいこぉが算数の宿題を持ってくる。追いこしの計算でした。「わかる？」と訊かれ、残念ながら「わからないよー」と答える。でもそれじゃくやしいので、必死で考えてみる。どうにかこうにか正解まで行き着く。説明したけど、ちゃんとわかってくれたかな…ちょっと不安。
「だいたいさー、どうしてこんなこと勉強しなくちゃいけないの？！」と言われる。なるほどね。そういう疑問も持つだろうさ。いろいろといいたいことはあるけど、「将来、やりたいことができたときに、その夢が叶えられる場所にいるため」だと僕は思う。11歳の彼女達が、すでにやりたいことを見つけていることの方が珍しいし、未来との子とで関係が見えないのは当然。でも、いつかやりたいことを見つけたときに、勉強の仕方を知っているか、努力の価値を知っているか、基礎学力があるか、というのは凄く大きな違いがあると思うんだよね。
大人になって仕事も楽しいし、大学での勉強はすっごく楽しかったし。でもそういうのって、小学校の頃には想像もつかなかったからね。今これを勉強して何になるの？という質問には、「わからない」と答えちゃうけど、「意味はある！」と断言できるな。あ、「知ることの楽しさ」とか「できないことができるようになっていく楽しさ」とかを知るっていうのもあるかもな。