一号線を北上せよ
沢木耕太郎『一号線を北上せよ』を読了。沢木さんといえば「香港から陸路を定期路線バスを乗り継いでロンドンにたどり着けるか?」を実践する『深夜特急』があまりに有名で、僕もあれを入り口にしているわけですが、久しぶりに沢木さんの紀行文。でも、彼曰く「『深夜特急』は紀行文ではなく、ある時期の自分を書いたもの」なのだそうです。なるほどね、と。自分もいったことがあるベトナムの話*1と、『深夜特急』で行ったときの記憶を辿るポルトガルの話がとてもよかったです。
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/02/13
- メディア: 単行本
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*1:沢木さんが編集した近藤紘一『目撃者-近藤紘一全軌跡1971〜1986』がきっかけで、1999年5月にベトナムに行ったので、思い入れがちょっとある。