『二十年先の未来はいま作られている』のハイパーノマドに必要な力、大事ね
MIRAI DESIGN LAB.『二十年先の未来はいま作られている』を読了。単なる現在の延長でなく、ずっと先の夢物語でもない、2030年の社会の未来像を提案するMIRAI DESIGN AWARD.に全国40チーム、81人から集まったアイデアから5つを紹介。電通と博報堂でタッグを組んでいるのもおもしろい。こうしてストーリーで具体的に書くのっておもしろいよね。なかでも、僕はハイパーノマドのところが好きだったなあ。ノマドという形態をとるかどうかは別として、15個挙げられていた必要な力は、社会人としてもこれからは必要だと思った。
ハイパーノマドが持つ15の力(p.100-)
- クリエイティビティ
- 想像し続ける力。自ら動かずに仕事が常に降りてくる状態はありえない。
- 移動力
- モノに依存しない身軽さ。持ち物の多くをデジタル化し、所有物を極限まで減らす。
- 体力・健康力
- 高い基礎体力と心身の健康維持。
- IT力
- 最新鋭のIT技術。移動することで仕事環境が大きく左右されることはない。
- 言語力
- 外国語だけでなく、業界ごとにある専門用語なども。
- 情報選択力
- 爆発的な情報量を取捨選択し、自分に適切な情報を得る力。
- 自己分析力
- 情報選択を行うために、「自分は何が好きか」を知る必要がある。
- パーソナルブランド力
- 自己分析の結果、自分にしか生み出せない事柄を定義し、それを発信し個人としての影響力を高めていく。パーソナルブランド力。
- マネジメント力
- チームマネジメント、プロジェクトマネジメント。
- コミュニティ力
- プロジェクトのプロデューサー的な立ち位置になることが多い。それがネットワークとなる。
- プレゼンテーション力
- プレイヤーやステークホルダーを説得していくことが必要。
- 寛容力
- 知見の広さや、経験の多様さによって、自分の文化とは異なる未知なるものを受け入れる力、能力を引き出すことができる力。
- マネタイズ力
- 資産保護力
- 自分の持つ資産を最大化し、それを国際規模で実現できる力。
- リスクヘッジ力
- 企業に守られることがない、リスクの高いライフスタイルなので、個人で自己に振りかかるであろうリスクをヘッジする力を身につける必要がある。
- 作者: MIRAI DESIGN LAB.
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/08/25
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