日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

闘う経済学

ずいぶん前に、若様と一緒に三省堂を散歩したときに薦めてもらった本。ようやく図書館から来たのです。竹中平蔵『闘う経済学―未来をつくる「公共政策論」入門』を読了。経済学者が実際に政局を運営する、という役割を担ったときに、学問の世界とは当然違うこともたくさんあるわけですが、そのあたりの経験がたくさん語られている本。小泉首相がどれだけリーダーシップを取り、現場での竹中先生の奮闘を助けていたか、ということが伺える。ヒョーロンカではなく、実務で地べたを這いつくばって頭を下げ声を張り上げて結果を出した学者は、信頼ができると思うのです*1。これから、若い世代に竹中先生は政治を実際にやることと、学問としての経済学を学ぶこととのギャップを伝えられるわけですから。[→メモ:闘う経済学]

闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門

闘う経済学 未来をつくる[公共政策論]入門


ちなみに、竹中先生の本はちょうど1ヶ月ほど前に、竹中平蔵『竹中式マトリクス勉強法』も読了してました。勉強を、「記憶勉強」「仕事勉強」「趣味勉強」「人生勉強」の4つに分けて考える、というもの。で、それぞれで大きな目標を設定しておいて、そのための勉強を日々していく、っていうことだよね。これはちょっと考えてみなきゃなぁ。
「記憶勉強」は財務系の知識勉強にしよう。「仕事勉強」は海外の教育事例研究・英語での教育論文リサーチ、かな。「趣味勉強」はネット系の新しいサービスの勉強(Twitterとかね)と将棋を勉強したいな、と*2。「人生勉強」は…、親としての地域コミュニティ/地域教育への関わりを図っていく、ということにします。日々、勉強っすよ。
竹中先生は、大学時代に教わりました。この本の中でも書かれている、「You can do it!」という言葉がすばらしい、という話は講義の中でもしていました。「教育とはencourageすること」というのは本当に正しいと思うのです。自分の子どもや教え子が、「○○になりたい!」と言ってきたときには是非、「You can do it!」と言ってencourageしてあげたいな、と思うのです。「○○になりたい!」と言われたときに、「そんなの無理」とか「なれるの?」とか言わずに、力の限り励ますっていうのは難しいけれどできるだけしたいよね。ただただ現実を見ずに励ますのでなく、でも否定せずに励ます、ってこと。うーん、難しそうだ。
竹中式マトリクス勉強法

竹中式マトリクス勉強法

*1:アメリカはこういう学者が多そうだけどね

*2:ボードゲームを使うカリキュラムをやっているので、それを将棋と組み合わせたいな、と