こういう夫婦になりたい、と思う
司馬遼太郎『翔ぶが如く (5)』を読了。大久保利通が台湾問題について、北京で無理矢理主張をねじこむ、というところなのですが、それとは関係なく、谷干城についてのエピソードがいいな、と*1。
干城とその妻のあいだには子がなかったが、仲のよさは有名なもので、干城はどういうことでも妻に相談し、玖満子のまれにみる透徹した判断力を参考にした。「自分は、妻を、妻であること以上に親友だと思っている」と人にもよく語っていたから、干城の人柄の一面がよくわかるであろう。(p.211)
明治政府とはまったく関係ない話。でも、こういう夫婦になりたい、と思う。
- 作者: 司馬遼太郎
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