日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

book

『コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする』を読んだ

こないだ、M本さんが「これ、おもしろいんすよ!」と大笑いしながら貸してくれた、カレン・フェラン『コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする』を読了。 帯が、 「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」 マッキンゼー、デロイト……コンサルの…

『中原の虹』、完結。おもしろい!

浅田次郎『中原の虹 4』を読了。袁世凱の評価がラストでひっくり返って、西太后とつながる感じ。すごい。辛亥革命、あっという間。馬賊と宦官になっていた兄弟がまた会えてよかったし。 っていうか、おもしろいなあ、中国の近世~近代史。いや、理不尽に踏み…

いまさらだけど『フリー』を読んだ

いまさらではありますが、クリス・アンダーソン『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』を読了。おもしろかった。ちと、次の仕事に繋げたくて読みました。フリーミアムに興味があります。今、仕事でいろいろ情報公開をコミュニティを作っている段階なの…

『中原の虹』に突入

浅田次郎『中原の虹 1』を読了。今度は満州が舞台。張作霖が出てきて、このシリーズの最初からずーっと出ている宦官・春児(チュンル)の逃げた兄も馬賊として登場してきて…と。また新しくストーリーが始まりますなあ。 馬賊のボスは張作霖。張作霖といえば…

『珍妃の井戸』を読んだ

浅田次郎『珍妃の井戸』を読了。おもしろかった。蒼穹の昴の続編だけど、スタイルは全然違って、謎解きミステリーみたいな。戊戌の政変以後の話。大清帝国…大変だったな…と。ローマ帝国の末期のように、読んでて辛い…。国の寿命が尽きるあたりはだいたいどの…

仕事して本読んでサッカーやって図書館行って…な一日

朝、AM3:30くらいに目が覚めて、もういいやとそのまま起きていることにする。さて、コーヒー淹れて、宿題をしなくては。息子がサッカーの練習のために起きてくるまでに、提案書のひな形作って、メールで送ってしまわねば。 あ、そういえば、浅田次郎『蒼穹の…

『蒼穹の昴』、読み始めた

浅田次郎『蒼穹の昴(1)』『蒼穹の昴(2)』を読了。こないだ亮さんと神楽坂で飲んだときに、「あれは読むべきだ!」と力説していたので、尊敬する先輩の言葉にとりあえず接することにしているので、読んでみた。とってもおもしろい。「浅田次郎?ぽっぽやでし…

六本木→八王子→丸の内→六本木

阿川大輝『インバウンド』を読了。沖縄で再出発をする女の子の物語。まずまず、おもしろかった。こういう再出発ものは好きなのです。インバウンド作者: 阿川大樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 108回この商品を…

いろんな明智光秀が知れる(かも)

上田滋『真説 本能寺の変』を読了。おもしろかった。明智光秀、人相悪く描かれていることが多いんだけど、羽柴秀吉とは別の形で、信長の下で出世街道を驀進した人。 とてもロジカルだったからこそ、領主主義から中央集権知事制に移行しただろう信長の先が見…

『マルドゥック・スクランブル』、3冊めを読んだ

冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Third Exhaust』を読了。いやー、読み応えあった…。とてもおもしろかった。ポーカーのシーンもすごかったなあ。 マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/…

山田玲司を愛している

高校の頃から愛読している山田玲司を、愛している。山田玲司のこんな言葉が大好きだ。僕らは天才なんだ。 失敗してもまた描く天才。 しぶとく描く才能ではワールドクラス。 だから負ける気はしない。 それが友人の作家との今夜の結論。— 山田玲司 (@yamadare…

『マルドゥック・スクランブル』、2冊めを読んだ

今日は午後に千葉県の方へ出張のため、長いこと電車に乗って行く。電車の中で、冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Second Combustion』を読了。1冊目のバイオレンス系の対決が続くのかと思いきや、ぐっと方向性が変わってカジノで知的な対決に。「ライ…

『マルドゥック・スクランブル』、1冊めを読んだ

東京へ帰る、特急りょうもう号の中で、冲方丁『マルドゥック・スクランブル The First Compression』を読了。「マルドゥック・スクランブル」という名前だけ知っていたけど、読んだことなかったので、長い電車旅で読んだ。ていうか、冲方丁だったのか! いや…

世界のビール飲みながら本の話:ジェーン・スーから悪童日記まで

もろもろありまして、夜、恵比寿のビリーバルゥーズにワールドビールを飲みに行きました。初めて行きましたけど、いろんな国のビールを飲めるので楽しい。 サグレス!『深夜特急』でおなじみですね。 それから、イスラエルのビールです。ちょっと濃い味でし…

質問上手、聞き上手になりたい

アンドリュー・ソーベル『パワー・クエスチョン 空気を一変させ、相手を動かす質問の技術』を読了。おもしろかった。質問上手な人って、好きだなあ。300ちょいの実例文つきなのがいい。300ちょいある例文のうちの一部は、実際に現場で上司がやってるの見たこ…

小笠原諸島の歴史をあまりに知らなかったな…→クレオール主義なつかしい

Synodosで紹介されていて興味を持った、石原俊『近代日本と小笠原諸島 移動民の島々と帝国』を読了。沖縄は琉球処分とか、いろいろと日本史で習った気がするけど、小笠原諸島ってそういえば、いつから日本なの?とかまったく知らないな、と思って。 最初に書…

大学時代のあこがれの先輩にひさしぶりに再会

神楽坂で、大学の頃に「この人みたいになりたい」と思って憧れていた3人の先輩のうちの1人、亮さんにご飯を誘ってもらって、急遽飲み会。PM9:00過ぎに集合して、連れて行ってもらったのは、鳥伸さん。本当に美味しかったなあ。神楽坂 鳥伸(カグラザカ トリ…

辻村深月が大好きです

ネットでふと見つけた。辻村深月が大好きです。教室の描き方が本当に好きで。彼女自身が「教室小説」と書いているのもとてもおもしろいな、と思った。底意地の悪い、子ども同士の悪意あるやりとりを書かせたら、この人は本当に上手だな…と。気持ち悪いのに、…

でかいプレゼン2本終わった!

今日は、でかめのプレゼン2本。やり切った感あります。次に繋がねば。しかし、本当に消耗してしまって、疲れきった帰りの電車で久しぶりに聴くスマパン。いいなあ。スマパンはですね、僕にとってはけっこう、“疲れ切って、落ちてるときに聴く”ことが多いアー…

『船に乗れ! (3) 合奏協奏曲』

藤谷治『船に乗れ! (3) 合奏協奏曲』を読了。いま、このタイミングで読んでよかったな、と思う。才能とその限界とか。踏み越えたことの修復とか。 主人公が祖父と話すところが好きです。芸術としての音楽だけど、生れた時からそうだったわけじゃない、って…

藤谷治『船に乗れ!(2)独奏』

藤谷治『船に乗れ!(2)独奏』を読了。主人公のサトルがドイツ留学に行くのだけど、このドイツ留学のくだりが何だか好きです。ずーんときます。自分の限界見せられる感じというか、才能とか努力とか技術とかで競っていく、ということの大変さよ…。そして、そ…

#アホ男子母死亡かるた、読みたい!

子供たちに特に話すことなく本棚においておいた #アホ男子母死亡かるた の本、息子たちがやっと気がついて音読。二人で読みながら「なにこれ俺たちのことが書いてある!」って爆笑してる。正解だ!お前たちのことだ!— イシゲスズコ (@suminotiger) August 2…

おおたとしまさ『進学塾という選択』を読んで

今日は、奥様の夏休み最終日。仕事、早めに切り上げて、好きなもん食べに行こうということに。この時間の電車、混んでるね… そんな混んでいる電車の中で、おおたとしまさ『進学塾という選択』を読了。学習塾ってなんだろう?というところで、学習塾を学校以…

「遠い祖国 ブラジル日系人抗争の真実」を見た

8月15日、16日と連日で、NHK BSで「遠い祖国 ブラジル日系人抗争の真実」を見た。これ、最初は 小林よしのり『開戦前夜 ゴーマニズム宣言RISING』で読んで初めて知ったんだよな。開戦前夜 ゴーマニズム宣言RISING作者: 小林よしのり出版社/メーカー: 幻冬舎…

夏休みDay1@白馬

とりあえず、いろいろありますが、夏休みに突入です。家に帰ったら眠れず、ベランダに出てスーパームーンを見る。綺麗だなあ。白い大きな満月が好きです。太陽より、星より好きです。意外と明るいんですよね。 高校の頃、自転車で帰る田んぼの道が、満月の夜…

メタルめしのヤスナリオさんにノックアウトされている

ちょっと前、7月29日分の放送だったけど、料理勉強家のヤスナリオさんの「メタルめし」の話を、セッション22のPodcastで聴く。めちゃおもしろいなあ。そもそも、「料理勉強家」っていう肩書がおもしろいし!ブログもあります。メタリカの「マスター・オブ・…

獺祭の秘密がわかる

桜井博志『逆境経営 山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法』を読了。獺祭の蔵元の話。杜氏さんが抜けて、社員で作ってたのかあ。その結果、伝統の酒造りとは違うやり方ができた、と。何が幸いするかわからない、と読むよりは、諦めずにいろいろやる、…

鶴見俊輔が好きだったことを思い出した

夜、仕事の飲み会終わり。某書の執筆者会議の後での飲み会。年配の方と、僕らと同年代との混合飲み会なので、いろいろな話ができて毎回おもしろい。 ふと、話が思想の話になった。学習塾の歴史を振り返る中で、大学紛争の話から、鶴見俊輔とか吉本隆明の話に…

苫野一徳『教育の力』を読んだ

苫野一徳『教育の力』を読了。とてもおもしろかった、勉強になった。教育の力 (講談社現代新書)作者: 苫野一徳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/03/19メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 公教育の目的についてもはっきり書かれていて、 社…

山田玲司が良い見本だ

Cakesで山田玲司の連載があるのだけど、これがもう本当におもしろい。いろいろ学ぶこと多し。モテ指南漫画を描いて23年。 モテる人の魅力の本質は 『他者を許す心』だと思いました。 これが難しい。 『些細な事は許す』 『許させないヤツは許さない』 多分こ…