日々、想う。んで、記す。

プライドを持たない、節操を持たない、愛着を持たない、弱音を吐かない。

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楽しそうに生きている大人を見せることの大事さ

桐光学園中学校・高等学校『私と世界、世界の私 13歳からの大学授業 (桐光学園特別授業4)』を読了。このシリーズ、大好きなのです。大学の先生方が、中学生・高校生に自分の専門分野と、それを少し離れた、「自分はこう思う」という一人称の話を伝えていく授…

日経新聞「先端技術教育どう高める」、メモ

9月20日付の日経新聞で、宇宙飛行士 山崎直子さんの記事「先端技術教育どう高める」というのが出ていて、なかなか勉強になるなあと思ったのでメモ。 米国の大学院でびっくりしたのは米航空宇宙局(NASA)との連携だ。人工衛星や、スペースシャトルで使ってい…

『デフレの正体』で学べるのは、経済だけじゃないなあ、と。

藻谷浩介『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』を読了。エビデンスに基づいてものごとを考える、印象に流されないで考える、ということの大事さを教えてくれる本。(経済的な読み方してないかもね・笑)でも、とても勉強になりました。 ここでご紹介し…

寓話で教えるお金のこと

明日の京都での授業のために、夜に南柏から東京駅まで出て、そのまま新幹線移動。新幹線の中でマネー・ヘッタ・チャン『マッチポンプ売りの少女』を読了。とてもおもしろかった。なんか、「はあ…」と溜息をつきたくなるような章もあるのだけど、でもそうよね…

英国の半数以上の中等学校が取り入れた音楽の授業

ちょっと前だけど、8月2日の日経新聞の記事でイギリスの国立ロンドン大学の教育研究所が開発した音楽の授業が紹介されていた。 この10年で英国の半数以上の中等学校が取り入れた音楽の授業がある。 生徒はグループをつくり、ポピュラー音楽でも何でも好きな…

どうぶつしょうぎをしたよ

夏休みスペシャルということで、家から「どうぶつしょうぎ」を持ってきてくれたのでプレイ。相手のコマをとった後で再利用できる、という将棋のルールは、教え方を無限に複雑にする…。ボードゲームに考え方を乗せて教える、という僕らのメソッドにはけっこう…

これはいい考えじゃないか?→いや、ターゲットが違う

ランチの時に、Alvaroと話していて、「お!これはいいんじゃないか?」と思ったThinking English構想ですが、夕食にシュラスコを食べているときに、「いや、それは違うぞ」と釘を刺される。むむむ、そうか。いい考えだと思ったのになあ。「自分たちが何者で…

富士山登山学校ごうりき、素敵だった

TVでたまたま見た、「夢のチカラ」で出ていた、富士山登山学校ごうりきの近藤光一さん。とってもよかった。選んでいた漢字は、共。 どのようにすれば、登山を楽しめるか、を中心に組み立てられたプログラム。血が通っている感じがしてとてもいい。学べること…

ワークショップ→元・師団本部見学

朝から伏見区内でワークショップ。ホテルから近かったので、歩いて行く。住宅街の方に一度迷い込みましたが、何だかそれも京都っぽくていいか、と。 40人弱の児童たちを相手にワークショップをするのとか楽しい。大勢の方が楽しいこともたくさんありますから…

「太平記読み」と教育

井沢元彦『逆説の日本史 (16) 江戸名君編 水戸黄門と朱子学の謎』を読了。テーマとしては水戸黄門と朱子学だったのだけど、それ以外のところで、「太平記」がいかに武士階級の教育に意味があったか、とか、そういうことが興味持てたり。かつては「太平記読み…

世界平和をゲームで考える

John Hunterの世界平和ゲーム(World Peace Game)のプレゼンを聴く。刺激的。こないだ東大でF本さんとしてきた話に似ている。こういうゲーム、結局ファシリテーション力がすごく求められると思うんだよなあ。そうすると、誰でもができるカリキュラムにはなら…

JICA横浜を訪問

朝から、みなとみらいで大学の後輩と「しでかす会」のサマープログラムの打ち合わせ。いろいろとありがとう。なんだか、仕事モードで話すのがてれくさい(笑) JICA横浜の事務所で打ち合わせだったので、赤レンガの方までせっせと歩く。雨模様ではあったもの…

数学を日常的にどう使えるかな?

小島寛之『確率的発想法 数学を日常に活かす』を読了。小島さんの数学関係の本は、算数をうまく組み込んだカリキュラムを作れないかと思って集中的に読むことが多い。いろいろと日常の中で数学ってどんなふうに使えるだろうか、という視点がたくさんあってよ…

もっと学びをスロウに!

橋本武『灘校・伝説の国語授業 本物の思考力が身につくスロ−リ−ディング』を読了。中勘助『銀の匙』を3年間かけて読み込みながら、あちこちに脱線していきつつ、でもそれを教養として厚みのある知識や知恵や伝統などを身につけさせたい、という感じの授業な…

ブラインドサッカー協会を訪問

ブラインドサッカー協会を訪問させていただきました。学校向けの教育をやっている話がおもしろかった。前に教えに行っていた小学校でも、総合学習の授業で、盲体験をやっていたのだけど、あれって「目が見えないと大変だ→だから何ができるかを考えよう」とい…

カリキュラム案に役立ちそうな本がたくさんある

業界誌のチェックのついでに、新しいカリキュラム案に役立ちそうな図書も借り出して、ざっとチェック。 岩谷誠治『国語 算数 理科 しごと ―子どもと話そう「働くことの意味と価値」』を読了。ずっと前から読みたかったのだよね〜。「しごと」っていうか、お…

お疲れ様会@カフェ・リーゾ

夜、反町でえりちゃんとお疲れ様会@カフェ・リーゾ。いやー、ずいぶん飲んだ気がするぞ。長期にわたって、お世話になりましたプロジェクトの報酬の一環としての、ご飯でした。マスターあおちんとも子育て談義したり。名付けについての話をしたり、聞いたり。…

ボードゲーム上の戦略と、歴史上の戦略家が考えたことを、上手にリンクさせて教えられないかな

自由が丘でレッスン。Tic-Tac-Toeとハンニバルをプレイ。 幼稚園クラスでやったTic-Tac-Toeは、○×ゲームですけど、ストーリーに色がついていない分、インストラクターがその上に盛り込む説明をいろいろと工夫することができます。その上に盛り込む説明こそが…

参考になるインストラクション@スーパー合唱教室

NHKでやっている「Nコンマガジン スーパー合唱教室」を見た。これ、インストラクションとしてものすごい参考になる。どんどん声が出るようになっていく。そのときに、「声を出せ!」とは言わない。例えば強弱をつけるために、「ここはスイカ!ここはチョコレ…

餃子×まちづくり×ドヴォク

ひさしぶりに反町会@横浜モアーズ(笑)*1。餃子、おいしかったなあ!話題はいろいろ。街作り、ドヴォクコミュニケーターなどなど。街が行動を阻害する、っていうのはありそうだよなあ。逆に街が行動を促す、というのはあるかなあ。ドアノブとかグリップと…

『ツナグ』の中の「親友の心得」を道徳教材に使いたい

辻村深月『ツナグ』を読了。とってもよかった。特に、「親友の心得」がものすごく怖くていい…。この章、道徳の授業の副読本に使えばいいと思う。これを原作にして映像作品(ドラマかアニメか)にして、「自分ならどうする?」と真剣に語り合って欲しいと思う…

ボードゲームから社会の話に転移できる、はず

今日のレッスンでやったゲームは、キングズゲーム。1回に2つまでとか3つまで、というルールで順番にピースをとっていって、最後のピースをとった人が勝ち、というシンプルゲーム。でも、その中にはちゃんと法則性があるわけで、それに気付くことができるか、…

学校でのICT活用を見学

学校で電子黒板を活用した研究授業を見学。高校生と中学生。やっぱり理数系の授業は厳しいなあ。板書なりの良さを代替できていない。動画は途中で見せるのをやめちゃうと厳しいなあ。問題文の提示はいいかもしれないけど。 数学でやっていた、その場で配布し…

イギリスの「イングリッシュ&メディアセンター」に注目

メディア・リテラシーについては注目していて、勉強のために菅谷明子『メディア・リテラシー 世界の現場から』を読了。世界各国の現状がレポートされていて、実におもしろかったです。「イングリッシュ&メディアセンター」という団体が紹介されていました。…

「いざ」というときの助けになる繋がり作りの力 SQ

鈴木謙介『SQ “かかわり”の知能指数』を読了。幸福度を高めるような他者へのかかわりの力を「IQ」みたいに、「SQ」という指数で表現しています。巻末にあるSQチェッカーをやってみた。SQ得点は64点。SQタイプは「中肉中背ジャパニーズ」(笑)何事にも平均的…

すごく共感する、14歳の君への言葉

池田晶子『14歳の君へ どう考えどう生きるか』を読了。「どう考え、どう生きるか」って、子どもの頃には他に楽しいことがあり過ぎて、僕はちっとも考えていなかった気がする。だって、部活のこととか友達のこととか、勉強のこととか、好きな女の子のこととか…

ゲームもろもろの話とか

車中でそれぞれの仕事の話とかもしたのですが、ボードゲームの教育的利用の話なども。「オレゴン・トレイル 〜開拓者のミニミニ冒険〜」というゲームの話とか。「オレゴン・トレイル」は、1800年代、無償で与えられる土地を求めてアメリカ西部から東海岸へと…

深刻ではなく真剣に考える

文化系トークラジオLifeの先月のテーマは「僕たちは日本を変えることができない。」。放送終了後の外伝Part2までポッドキャストで追っかけて聴いてきたのですが、とてもおもしろかった。 深刻さは必要なのか?(charlie) 深刻に語る必要はない(國分)→真剣かつ…

同級生との再会

朝から、SFC時代の同級生Y川君と卒業以来の再会。本当にひさしぶりなのに、「ため、変わんないねー!」と当時の呼び名をスラリと呼んでくれるのが嬉しい。いやいや、君も変わってないから!Facebook様様だと本当に思っています。卒業以来、お互いがどんなキ…

世界に通用する子供の育て方

中嶋嶺雄『世界に通用する子供の育て方』を読了。日本の大学も変わってきているな、と感じさせてくれる大学はいくつかありますが、そのなかでもメディアに登場することが多い国際教養大学。 ただ英語ができるだけでは、本当に国際社会で通用する人間とは言え…